28.ビジネスマッチなら                    

 

現 状 と 課 題

【現状】

当所「かしはらビジネス商談会」事業と奈良県商工会連合会(県下商工会)「経営支援販路開拓」事業との4回の連携を行い、セミナー、個別相談会等による個別の事業支援にはじまり、売れる商品づくりを目指してのブラッシュアップ支援を行い、販路開拓に結び付ける商談会・展示会事業を展開し一連の事業形態を創りあげてきた。

 

【課題】

全体的に事業は推進・展開したものの、連携団体間での意思疎通・情報の共有化は概ね図られているが、連携団体組織下(県下商工会)の事業への認識不足等で、各事業への参加者や商談会への登録数、商談数が微増であった。事業者への事業告知・参加、商談会内容の設定等を連携団体とその傘下団体で本事業への認識向上策と組織の上層部が事業をどのように動かす!という施策を構築する必要性 等の課題解決が必要である。

 

改 善 策

奈良県商工会連合会(県下商工会)との連絡・連携をより一層強化するために両団体及び連携団体の傘下団体の職員によるワーキング部会を事業企画段階から協議できるように組織して、県下商工会議所や県内外の経済団体にも協力要請を行うなど、事業の推進について「一層の一体化」を図り、告知PRを新聞、広報誌、DMそして商工会議所・商工会の職員の巡回、窓口等により事業者へ個別に働きかけ事業内容の説明で最大限の告知展開を行い事業への参加を促す。参加者には「売れる商品・サービス」の開発フォロー支援、展示会、パッケージ等のブラッシュアップ支援、商談時の商談フォロー、商談会後のアフター支援、ビジネスプランコンテスト・ビジネス交流会など多種にわたる事業を展開。また、商談会はメインとなる商談会の1回(2日間)に加えて、年間を通じて個別商談会をより拡大開催、また28年度から会場変更を行った事で事業構成がより円滑に推進することが出来、事業者の販路開拓への機会を多く作り、奈良県最大の販路開拓事業を目指す。

 

概要・期待効果等

①奈良県商工会連合会(県内商工会)との事業連携により市内企業間または市外企業とのビジネスマッチングを行う。

○大規模商談会を年1回の開催

○小中規模の個別商談会を原則毎月開催

○販路拡大に向けた売れる商品・サービス等の開発フォロー支援

○パッケージ・展示パネル等のブラッシュアップ支援

○展示会の開催

○商談時のフォロー(同行商談)

○小規模事業者向け商談ノウハウの講習会等開催

○各種専門家相談会の開催

○商談会後の商談内容に応じたアフター支援

○商談会前のセミナー等支援

○ビジネスプランコンテストの開催

○ビジネス交流会の開催

②需要開拓・販売促進の一大イベントとして認知され、ビジネスマッチングによる経営革新の契機をつくることができる。

 

KPI

27年度

28年度

29年度

TOPセミナー・講演会:2

見本市:15作品

商談会参加企業:180企業

商談数:200商談

バイヤー数:37バイヤー

TOPセミナー・講演会:2

見本市:18作品

商談会参加企業:190企業

商談数:210商談

バイヤー数:40バイヤー

TOPセミナー・講演会:2

見本市:20作品

商談会参加企業:200企業

商談数:220商談

バイヤー数:42バイヤー

 

対策と実施

【対策】

販路開拓に結び付けるために各種商談会、展示・相談会、セミナー等へのエントリー事業所数の

登録数を事業連携先である奈良県商工会連合会(県内商工会)と共に増強体制を整え、商談会シ

ステムの活用も含めて商談数を上げる事に傾注した。また展示に加え即売を行い事業所の商品・

サービス等の売上拡大と一層のPRを図った。

【実施】

①大規模商談会を橿原神宮・養正殿にて2日間開催

②展示・パッケージ等のブラッシュアップ支援

③販路拡大に向けた売れる商品・サービス等の開発フォロー支援

④展示・即売会・相談会の開催

⑤商談時のフォロー(伴走型商談)

⑥小規模事業者向け商談ノウハウの講習会等開催

⑦各種専門家相談会・専門家派遣の開催

⑧商談会後の商談内容に応じたアフター支援

⑨販路開拓に役立つセミナーの開催

⑩食品・非食品別の個別商談会(4月~2月)の実施

⑪首都圏(東京)での個別商談会の開催

⑫商談会後のフォローアップ支援

⑬スィーツモニタリング事業

⑭ビジネスプランコンテストの開催

⑮ビジネス交流会の開催

⑯首都圏販路開拓支援事業の開催

⑰見本市等出展助成金支援

 

 

実施結果

①大規模商談会を橿原神宮・養正殿にて開催・・・・2日間開催

②展示・パッケージ等のブラッシュアップ支援・・・展示出展者の内21事業所のパッケージ

または展示ブースのブラッシュアップ

③販路拡大に向けた売れる商品・サービス等の

開発フォロー支援・・・・・・・・・・・・・・・セミナー、専門家派遣、個別相談の相談会を重ねて開発支援

④展示会の開催・・・・・・・・・・・・・・・・・大規模商談会場と隣接して企業展示26ブース、相談会2ブースの合計28ブースを設置。

                        他に橿原市住宅関連の補助事業の相談会を実施した。

⑤商談時のフォロー(伴走型商談)・・・・・・・・・当所職員による商談時助言等のフォローを実施。

⑥小規模事業者向け商談ノウハウの講習会等開催・・・講習会とその後の個別相談会にて支援。

⑦各種専門家相談会・専門家派遣の開催・・・・・・・随時対応の体制を整え多くの各種専門家による支援を実施。

⑧商談会後の商談内容に応じたアフター支援・・・・・商品・サービス等の改良などの支援に対応。

⑨商談会前のセミナー ・・・・・・・・・・・・・・3セミナー・計90名が聴講。

⑩食品・非食品別の個別商談会(4月~2月)の実施・実施回数:14回、総商談数247件

⑪商談会の実施・・・・・・・・・・・・・・・・・・大規模商談会においてエントリー数367件、商談数840件(2日間)

⑫商談会後のフォローアップ支援・・・・・・・・・・大規模商談会にて商談できなかった商談

(集団・個別)実施を支援。

⑬スィーツモニタリング事業・・・・・・・・・・・・スィーツを扱う事業者向けに新・既存商品等を事前公募したモニターにより試食会を開催しアンケート形式にて答えて頂いたものを今後の商品開発や販売戦略等に役立つよう助言支援を行った。

⑭ビジネスプランコンテスト・・・・・・・・・・・・最終審査を開催し「最優秀賞・優秀賞・特別賞」を決定した。

⑮ビジネス交流会の開催・・・・・・・・・・・・・・商談会・展示会等への参加者を中心に事業所自己紹介、名刺交換等を実施し交流と商談等を行う。

⑯首都圏販路開拓支援事業の開催・・・・・・・・・・日本百貨店 ちゃばら(東京 秋葉原)にて地域の物産を会場に特設会場を設け展示即売、観光PR・アンケートを行った。

⑰見本市等出展助成金支援・・・・・・・・・・・・・事業者が見本市、展示会、商談会へ参加する際の経費の一部を補助する事業を実施した。

反省と今後の課題  

【反省】

①事業全体と各個別事業告知が十分でない部分がある。

②各事業の参加・エントリー募集体制が不十分。

 

【今後の課題】

①商談会を中心とするエントリー数の増強をするための体制づくりとその増強策。

②バイヤー企業の確保。

③エントリー数の増加に伴う商談調整の方策。

④商談調整を行い、商談日時の案内を送付後、開催直前や当日になって商談時間変更等への

対応策。

⑤BtoB商談の充実

⑥大規模商談会や個別商談会以外で商取引の希望が出た場合の商談相手を探す仕組み作り。

⑦各事業案内パンフレット等を県内事業者(特に経営者・決裁者)に届ける方策。

 

 


27.専門家派遣へ
29.小規模・セーフティ共済へ

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