【現状】
商品券の利用が大規模小売店に偏りがちで、小規模店での売上に貢献しにくい
【課題】
○商品券をきっかけに小規模店に新規顧客が来店し売上貢献につなげること。
○店舗が商品券取扱店と消費者に分かりやすい販促物の充実を図ること。
大型店では使えない「小規模事業者専用券」と共通券の比率を「小規模事業者専用権」の拡大や小規模店を数多く回る必要性のあるスタンプラリーなどを行い、小規模店での利用を促進する。また、新規顧客を継続的に来店させるような取り組みも小規模店に促す。
①【平成27年度実績】
発行額5億円、プレミアム率25%
【平成28年度実績】
発行額1億円、プレミアム率15%
大型店での利用が集中することのないよう、小規模事業者での利用がしやすいような仕組みを盛り込む。
②小規模事業者の顧客獲得と販路拡大及び地域経済活性化につながる。
KPI
27年度
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28年度
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29年度
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発行額 5億円
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発行額 1億円
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発行額 1億円
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実施結果と横展開
【発行総額】 115,000,000円(プレミアム含む)
【販売総額】 100,000,000円(プレミアム含まず)
【プレミアム率】 15%(10,000円で、11,500円分の商品券)
【販売価格】 1冊 10,000 円( 1,000円券×8枚『共通券』 500円×7枚『専用券』)
【購入限度】 3冊(1名)
【応募総数】 10,387通
【当選通数】 3,510通
【販売数量】 10,000冊
【実販売数】 10,000冊
【引換販売店】 6事業所(イオンスタイル橿原、Aコープ橿原店、近鉄百貨店 橿原店
コープ みみなし、ドラッグストア木のうた
坊城店、ふとんの中島 橿原店)
【有効期間】 平成 29 年9月1 日(木)~平成 29年12月31日(土)
【取扱店舗】 328件(大型店 29件、中小小売店 299件)
【商品券使用率結果】 大型店‐56% 中小小売店‐44%
(昨年度 大型店‐58% 中小小売店‐42%)
【地域活性化対策】 ①得するクーポンサイトの作成
得するクーポンの特設サイトを開設し、商品券購入者に独自の取扱店でのサービスを提供し、自店の認知度に繋げる。
②スランプラリーの実施
大型店1個、小規模店3個のスタンプ押印合計4つを商品券購入者が集め応募頂くことで、多くの取扱店での商品券の活用するよう実施。
③前期抽選参加券の発行
前期スタンプラリー抽選の際にビジネスマッチなら会場にて事業所展示・即売・相談会への誘客のために前期抽選参加を発行。
平成29年度は利用者拡大を図るために平成28年度まで1名5冊まであった販売冊数を1名3冊までとし幅広く多くの方にプレミアム商品券が行き渡り、各店舗の新規顧客獲得になり、需要拡大できるよう実施した。また、大型店では使えない500円の「中小店舗専用券」を平成28年に引き続き7枚の利用としたことで平成28年度より微増ではあるが、中小小売店の使用率がアップした。
反省と今後の課題
【反省】
中小店舗での商品券使用率は昨年よりも拡大したものの、取扱店事業所へのアンケート結果では、店舗間での商品券利用効果に違いが大きくあり中小店舗の中でも商品券使用率に少し偏りが見受けられた。
【課題】
それぞれ店舗が商品券取扱店と消費者に分かりやすい販促物として本年度はのぼりを新たに作成し、各店舗への掲示を促した。のぼりであったことから、壁に張るなどの趣向をこらしてもらうことが少なかった。壁に張るなどの販促物の利用を工夫してもらう必要があった。また、これまで毎年促しているが、更に中小店舗での独自の販促活動を促す必要がる。