25.ものづくり相談所             

 

現 状 と 課 題

【現状】

ものづくり事業所が、他都市へ出向いて販路開拓と交流開拓の積極的な展開を図るが、マッチング率の向上に繋がっていない。また、事業計画策定支援についても事業計画策定していない事業所が多数あった。

【課題】

ものづくり事業所の事業計画策定支援並びにものづくり商談会参加事業所数増加とマッチング率向上策が課題である。

改 善 策

新技術開発や新製品開発等に問題を抱える中小製造業に、企業の持続化並びに成長に結びつく小規模事業者の技術を提案する場としてビジネスマッチングの場を設け、ものづくり産業の活性化を支援する。

概要・期待効果等

①中小製造業が抱える技術的な課題

新製品開発を解決するために取り組む支援・育成支援(伴走方支援)

専門家派遣、ものづくり講習会、補助金等の支援、他地域のものづくり企業との交流会、産業見本市・産業商談会参加。

②これまで手薄だった工業系に手厚い支援策を提供できる。

KPI

27年度

28年度

29年度

ものづくり補助金2

ものづくり補助金3

ものづくり補助金4

 

対策と実施

ものづくり事業所の重点支援として「かしはらものづくり塾」を開講し、ものづくり事業所が学ぶべき内容を5講座設定してものづくり事業所の育成支援を実施。また、奈良県内等のものづくり企業とのものづくり商談会・交流会の販路開拓並びに情報収集支援を実施した。

●ものづくり企業支援(経営力向上計画)3

●かしはらものづくり塾 (伴走型小規模事業者支援推進事業)

  ~製造業が新たな展開を起こすための5日間~

(1回目) 平成29810日(木) 橿原商工会議所にて実施

       テーマ:「生産現場から見た5S」 

講 師:中小企業診断士 加藤 慎祐氏

       参加者:20

 

(2回目) 平成29822日(火)橿原商工会議所にて実施

テーマ:「デザイナーから見た、ものづくりに取り組む際の視点」 

講 師:デザイナー 多中 達也氏

      参加者:20

(3回目) 平成29828日(月)橿原商工会議所にて実施

テーマ:「ものづくり小規模事業所の事業計画策定(その1)」

    (基礎:これからに役立つ計画の作り方)

講 師:中小企業診断士 吉田 喜彦氏

      参加者:20

(4回目) 平成2994日(月)橿原商工会議所にて実施

テーマ:「ものづくり小規模事業所の事業計画策定(その2)」

     (演習:強みと弱みの見極め方)

講 師:中小企業診断士 吉田 喜彦氏

     参加者:20

(5回目)  平成29912日(火)橿原商工会議所にて実施

テーマ:「ものづくり小規模事業所の事業計画策定(その3)」

     (演習:自社の計画を作る) 

講 師:中小企業診断士 吉田 喜彦氏

     参加者:20

※ 事業計画策定数:11件 

※ かしはらビジネス商談会参加:6

●奈良県内ものづくり企業商談会・交流会

平成3022日(金) 橿原ロイヤルホテルにて実施

参加:奈良県内外企業 24社(内 上場企業 3社)

  商談数:96商談

商談実績:見積依頼 10件 ・ 再度商談 12件 

 

実施結果と横展開

ものづくり事業所支援の根幹である「人・もの・金・情報」に繋がる支援ができた。また、本年度は、奈良県内ものづくり企業同士の販路開拓と交流開拓展開を図りながら、上場企業と中小規模事業者との商談の機会づくりもできた。引き続き、販路開拓・新商品・新事業展開に係わるものづくり事業所への事業計画作成支援並びに販路開拓支援を継続課題としたい。

 

反省と今後の課題

ものづくり商談会に参加する事業所数の増加策を検討しながらマッチング率の向上に繋げる支援策も検討する。上場企業と中小規模事業者との商談機会も今後の課題としたい。引き続き、ものづくり事業所の販路開拓・新商品・新事業展開の事業計画作成支援(ものづくり補助金・小規模持続化補助金等支援)も積極的な展開を図る必要性がある。

 

 

 

24.定期個別ミニ商談会へ
26.商工ニュース発行事業へ

[トップへ戻る]