【現状】
・受講生が経営計画書を自ら書こうとせず専門家や職員に書いてもらおうという考えの事業所が多く見受けられる。
・自ら努力を重ねて経営計画書を自身の言葉で書いた人は、補助金にしても助成金にしても、さらには銀行融資にしても希望通りの結果を得ている。
・自身の手と言葉で申請書をつくろうというマインド醸成に時間を割けていない。
【課題】
・経営計画書作成のための基礎の基礎を学べるセミナーが必要。
・高度な経営計画書作成支援は、セミナーと専門家派遣(個別相談)をセットにした対応が
必要。
本事業計画にある専門家連携協議会を活用し相談内容に応じた専門家を派遣し個別支援を行い、事業者が助成金・補助金の受給しやすい環境づくりを目指す。また、職員においても本事業計画にある各種勉強会を通じて得た知識を十分に活用して専門家に頼るに至らない相談に対して支援を行う。
①
伴走型で国や県等の補助金受給支援を行う。
②
資金に乏しい事業所に対して、高度支援がしやすくなる。
27年度
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28年度
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29年度
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15件
持続化10件
ものづくり2件
その他0件
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15件
持続化11件
ものづくり3件
その他1件
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17件
持続化12件
ものづくり4件
その他1件
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対策と実施
【対策】
専門家に作成代行してもらうことなく、事業者自らの力で経営計画書を作成できるようになれることを目標にワークショップ形式のセミナーやコーチングスタイルの専門家派遣を実施する。
【実施】
①専門家派遣
・持続化補助金申請にも対応できる経営計画策定支援・・・・・・・・30回(20事業所)
・キャリアアップ助成金申請対応にも対応できる経営計画策定支援・・・4回(2事業所)
・ものづくり補助金申請対応にも対応できる経営計画策定支援・・・・12回(4事業所)
②セミナー
・経営革新計画認定・ものづくり補助金申請にも対応できる「事業計画作成セミナー」
・・・6回シリーズ(平成28年11月から12月中旬にかけて実施)
【実施結果】
・平成28年度補正小規模事業者持続化補助金・・・・・・・・・・申請44件/採択16件
・平成28年度第二次補正予算小規模事業者持続化補助金・・・・・申請36件
*採択結果は平成29年3月末が予定されている。
・キャリアアップ助成金・・・・・・・・・・・・・・・・・・・申請1件/採択1件
・平成28年度補ものづくり補助金・・・・・・・・・・・・・・・申請2件/採択1件
・平成28年度補ものづくり補助金(第2次)・・・・・・・・・・申請1件
*採択結果は平成29年3月末が予定されている。
・経営革新計画
次回(平成29年5月予定)申請予定・・・2件 次々回(平成29年8月予定)・・・2件
【横展開】
・中小企業等経営強化法による経営力向上計画の認定
・金融機関の融資申し込み
【反省】
助成金・補助金情報については、商工ニュースやホームページ、SNS等で周知を図っているが、まだ当該情報を入手できない事業所が多い。申請期間終了後の問い合わせが以外と多かった。
【今後の課題】
・金融機関や公的機関にも協力頂き、助成金・補助金情報の周知徹底を図っていく。
(特にキャリアアップ助成金の周知徹底)
・持続化補助金・ものづくり補助金の申請数・採択率の向上
・事業所が申請書を作成できるようになるための事業計画作成に関するセミナー開催方法や専門家派遣の仕方、経営指導員等の指導方法の工夫。